隆の勝が新十両に 師匠の字をもらい気合「この名前で一生懸命頑張る」

 日本相撲協会は27日、東京・両国国技館で九州場所の番付編成会議を開き、舛の勝改め隆の勝(たかのしょう、22)=千賀ノ浦=の新十両昇進を決めた。再十両は貴源治(20、貴乃花)で3場所ぶりの復帰となった。

 隆の勝は師匠とともに会見し、「夢みたい」と喜びをあふれさせた。昨年4月に部屋を継承した千賀ノ浦親方(元小結隆三杉)の最初の関取として「隆」の字をもらい改名。「この名前で一生懸命頑張る」と誓った。

 中卒のたたき上げは、17歳で幕下に番付を上げながら足踏み。同期生の幕内輝(高田川)、十両千代ノ皇(九重)らに先を越され「悔しかった」と発奮材料にした。

 お手本は同じ千葉県柏市出身の元関脇麒麟児(現北陣親方)。師匠は「突き押しだから捕まらないような相撲を。まだまだ通過点」と三役を期待した。

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