杉田祐一 初のベスト8入り 2試合連続で相手選手が棄権
「男子テニス・楽天ジャパン・オープン」(5日、有明テニスの森公園)
シングルス2回戦で世界ランク40位の杉田祐一(29)=三菱電機=が第3シードのミロシュ・ラオニッチ(カナダ)と対戦し、第1セットの第1ゲームを奪った直後に相手が棄権したため、初の8強入りを果たした。
杉田が、2試合連続で相手が棄権という珍しい形でベスト8に進出した。「トーナメントなんでこういうことは起こり得るが、同一大会で2試合連続というのは初めて。相手の選手が来週のツアーに復帰できることを祈っている」と思いやった。その上で「あれだけのビッグサーバーと対戦する機会は少なく、これから戦っていかねばならないレベルの相手。自分のリターンも合っていたので、もう少しやりたかった」と残念がった。
準々決勝の相手は、世界ランク31位のマナリノ(フランス)。杉田がツアー初優勝を飾った今年6月のアンタルヤ(トルコ)オープンの決勝で戦った相手で、続くウィンブルドン2回戦でも対戦。知り尽くした相手だけに「絶対先手を取っていきたい」と必勝を誓った。