横綱鶴竜、秋巡業で三番稽古 順調な回復ぶり「早く相撲が取りたい」

 大相撲の秋巡業は6日、横浜市で行われ、右足首の負傷などで秋場所を全休した横綱鶴竜(32)=井筒=が幕内千代の国(九重)と三番稽古し、8勝2敗。鋭い踏み込みを見せ、圧力を受けても右足で踏ん張るなど、回復に上々の手応えを得た。

 途中休場した7月の名古屋場所以来、久々の関取相手の相撲。「変な感じがしたけど、だんだんいいな、と思いました。足に関しては全然違和感がない。とにかく相撲をい取ろうと思った。うれしい」と笑顔を見せた。

 3場所連続休場中で今年は5場所中4場所で休場。取組はテレビで見ることが多く、「もやもや感があった。段々(自分に)腹が立ってくる」と、フラストレーションがたまりまくっていた。秋場所は特に3横綱が不在。「くそーっと。早く相撲が取りたい」と常に考えていた。

 リハビリ中はいろんな目線からものごとに気付くこともできた。「野球やサッカーは(1月)にみんなで参拝に行く」と、力士全員で参拝し必勝祈願ならぬ、無事祈願を行うよう次の力士会では訴えてみるつもり。「ケガをするなと言う方が無理があるから。本当にケガをする人が多い」。公傷制度の復活も何とか復活を願った。

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