マクラーレン・ホンダ日本ラスト11位…アロンソ猛追も入賞に0・86秒届かず

 「F1・日本GP決勝」(8日、鈴鹿サーキット)

 今季限りで契約を解消するマクラーレンとホンダのマクラーレン・ホンダ勢は、鈴鹿での有終の美を飾れなかった。フェルナンド・アロンソ(36)=スペイン=は11位で、10位以内の入賞にあと一歩届かなかった。ストフェル・バンドーン(25)=ベルギー=は14位。ポールポジション(PP)から出た総合トップのルイス・ハミルトン(32)=英国、メルセデス=が今季8勝目、通算61勝目を挙げ、日本GPは2年ぶり4度目のVで、4度目の総合優勝に大きく前進した。

 鈴鹿のファンへ最後に見せ場を作った。50周を超え、アロンソは10位のマッサを猛追。アタックして激しくバトルした。だが無情のフラッグ。0・86秒届かず入賞を逃した。

 最後尾スタートから11位フィニッシュ。「いい追い上げだった。チームはすごく努力した。貴重な1ポイントを稼ぐために全員で戦った」と、悔しさをにじませた。

 9番グリッドから出たバンドーンはスタート直後に接触を受けて出遅れ、14位での完走がやっと。「本当に悪い位置にいた」と不運を嘆いた。

 15年に再結成した「マクラーレン・ホンダ」。今季限りで契約を解消するが、ホンダのホームと言える鈴鹿では3年間ポイントなし。88年に16戦中、15勝した黄金タッグは輝けなかった。

 ホンダの長谷川祐介F1総責任者は「実力的にはポイントが取れていた。アロンソはマッサを追い詰めた。昨年ほど落ち込んでいない」と、過去2年とは違う成果を母国で感じ取った。一方で「『本当は速かった』は言い訳にならない。ノーポイントは重く受け止める」と残念がった。

 来季は「トロロッソ・ホンダ」として臨む。「(契約解消された)マクラーレンを見返したいと思う人は当然(チームに)いる。もう一回チャンスをもらえた」。世界一奪回を目指す戦いは、まだあきらめない。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

スポーツ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(スポーツ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス