「陸上・出雲全日本大学選抜駅伝」（９日、出雲大社正面鳥居前～出雲ドーム前＝６区間）

　有力校の監督が大会前日の８日、記者会見に臨み、３年連続４度目の優勝を目指す青学大の原晋監督（５０）が「陸王大作戦」を掲げた。

　禁断のキャッチフレーズだ。すっかり恒例となった作戦について原監督は「３冠を２年連続で達成して初めて真の王者になれる。陸の王者、青山ということで陸王大作戦、これでいく」と、１０月スタートのテレビドラマ名を丸ごと採用。３大駅伝いずれの中継局とも関係ないが、独自路線を貫くスタイルは健在だ。

　真の王者襲名へ、手応えも得ている。指揮官は「誰も故障なく、非常に良い状態。直前の５０００メートルのタイムは史上最速。ここに来て３冠しそうな雰囲気になってきた」と良好なチーム状態を明かす。２区に田村、３区に下田（ともに４年）の両エースを並べ、序盤から主導権を握って史上初の２年連続３冠、陸の王者へ必勝を期する。