真凜、望結の妹・本田紗来、自己ベストで2連覇 コンビネーション決まる
「フィギュアスケート・近畿選手権」(9日、尼崎スポーツの森)
ノービスB女子が行われ、本田真凜、望結の妹で子役としても活躍する紗来(10)=京都醍醐ク=が79・27点と自己ベストを更新し、昨年に続き優勝した。3回転フリップでの転倒はあったが、冒頭の3回転ルッツからダブルアクセル(2回転半)-3回転トーループのコンビネーションなどハイレベルのジャンプ構成で資質の高さを見せた。
「初めてアクセル-トー(のコンビネーション)が決まってうれしかった。全然跳べてなくてこけてばかりで、真凜お姉ちゃんにアドバイスをもらっていた」と紗来。真凜からはトーループでの体のバランスや足の回し方、腕を強く締めることなど細かく指示を受けていた。試合直前には「紗来ならいけるよ」とメッセージが届いていたといい「上手に跳べてうれしかった」と満面の笑みを見せた。
次の目標は全日本ノービス選手権(10月20日~22日・滋賀)。昨年は4位だったが「2回目の全日本ノービスで優勝できたらいいな」と言う。2012年の同大会で真凜が優勝した際に出した90・41点も視野に入れる。「優勝しても真凜お姉ちゃんの点数が抜けなかったら悔しいから抜きたいです」。自宅でも「二人きりになると緊張する」という憧れの姉の背中を見据えて、紗来が頂点を目指す。