愛ちゃん「ママになりました」 2995グラムの女の子 台湾で無事出産
卓球女子のロンドン、リオデジャネイロ五輪メダリストの福原愛(28)=ANA=が13日午前、台湾南部・高雄市の病院で第1子となる2995グラムの女児を出産した。自身のブログで「ママになりました」と題し、報告した。母子ともに健康状態は良好という。福原は昨年9月に卓球のリオ五輪台湾代表で夫の江宏傑(28)と結婚した。
あの泣き虫愛ちゃんが母になった。出産予定日は福原の誕生日の11月1日前後だったが、約2週間早く赤ちゃんと対面。福原はブログで「まだママになった実感がないというのが正直な気持ちですが、無事に産まれてきてくれたことにホッとしています」と心境をつづった。
生まれたのは日本時間の午前9時過ぎといい、自然分娩(ぶんべん)だった。台湾メディアによると、夫の江は「病室で既に母乳による授乳を始めた」と語った。台湾では産後の肥立ちをよくするため約1カ月間外出や洗髪を控える慣習があるものの、福原がこの慣習に従うか「話し合っている」(江)という。
2人は現在、高雄市内に住んでいる。しばらくは台湾で育児に励むとみられるが、今後はまな娘と3人で日本と台湾を行き来する生活になりそうだ。
ママで東京は?
今後、ママとして20年東京五輪を目指すのかにも関心が集まる。リオ五輪以降は競技から離れており、今後については明らかにしていない。昨年9月には「女性アスリートで結婚してプレーを続ける方はなかなかいない。私が頑張ることで新しい道を切り開くことができればいい」と話していた。
現在、日本女子は17歳の平野美宇を筆頭に層が厚く、かつての第一人者といえども五輪出場は狭き門となる。また、来秋には新国内リーグ「Tリーグ」が開幕予定で、出場すれば目玉になる。
柔道界ではロンドン五輪金メダルの松本薫が今年出産し、既に練習を再開している。ママになった愛ちゃんがコートに戻れば、これまで以上に大きな注目を集めることになる。