稀勢の里 復活へ白鵬撃破! 秋巡業で本番占う“真剣勝負”モード
大相撲の秋巡業は15日、京都市で行われ、左上腕部などの負傷から復活を目指す横綱稀勢の里(田子ノ浦)は連日、横綱白鵬(宮城野)と結びの一番で対戦し、押し出した。九州場所(11月12日初日、福岡国際センター)へ向け、宿敵との“真剣勝負”で戦闘モードに入ってきた。
前日の金沢巡業ではがっぷり四つから最後は上手投げに屈した。この日は左を差させぬよう右を固めた相手をはじき返し、一気に突いて雪辱した。「(白鵬を)体感できて、花相撲だけどいい経験」と、九州場所で横綱昇進以降初の対戦を見据えた。
白鵬も「(稀勢の里相手は)久しぶりで気持ちが入った」と本気。秋巡業は29日の広島県福山市まで12日あり、結びで両者が取組を行う予定。本番を占う熱い12番勝負となる。