バド桃田、世界ランク2ケタ台復帰へ「実力反映されるので焦りない」
15日まで行われたバドミントンのオランダ・オープンで優勝した元世界ランク2位の桃田賢斗(23)=NTT東日本=が17日、遠征先から成田空港に帰国した。これで国際大会4連勝を飾り、「今大会は積極的に戦えたし、スタミナの部分で成長を実感できた。次のステップに向けて頑張りたい」と胸を張った。
桃田は7月から国際大会に自費参加で復帰し、グレードの低い大会で着実にポイントを積み重ねて現在世界ランクは110位。さらに、今回獲得したポイントで、次回は80位前後まで上昇する見込みだ。
それでも桃田は「世界ランクは実力が反映されるので(早く上げたいという)焦りはない」と淡々。あくまで自身の納得いくプレーの延長線上に、世界のトップへの復帰があるという考えを示した。
今後は国内のS/Jリーグ開幕戦(11月4~5日、熊本)に出場した後、国際大会のグランプリゴールド(GPG)に位置づけられるマカオ・オープン(11月7~12日)に出場予定。「オランダ・オープンよりも(グレードが)一つ上の大会なので、上位の選手と戦って勝てるように準備したい」と気合を入れた。