瀬古リーダー「寂しい限り」 企業の駅伝優先で招待選手2人だけ

 日本陸連の瀬古利彦マラソン強化プロジェクトリーダー(61)は17日、都内で会見し、さいたま国際マラソン(11月12日)の招待選手を発表した。しかし、11月下旬に実業団駅伝を控える国内招待選手は岩出玲亜(22)=ドーム=と、吉田香織(36)=TEAM R×L=のわずか2人。瀬古リーダーは「寂しい限り…。駅伝よりマラソン選手を作ってほしいとずっと言ってるんだけど、変わらない」と、“笛吹けど踊らず”状態を嘆いた。

 すでに20年東京五輪に向けた選考はスタート。今大会も順位、タイムをクリアした選手は、東京五輪出場権の懸かるMGC(19年9月以降に開催)の出場権を得られる。「(設定)タイムも他より1分遅いし、出やすいと思うんだけど。なんで出ないのか…」と、愚痴が止まらなかった。

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