二所ノ関親方、依然小康状態 高田みづえ夫人「本人頑張っている」とメッセージ

 19日に千葉県船橋市内の市道で倒れているところを発見され、頭部の緊急手術を受けた大相撲の二所ノ関親方(60)=元大関若嶋津=の容体について、二所ノ関部屋付きの湊川親方(元小結大徹)が25日、同市内で会見し、依然、小康状態であることを明かした。「変化はない。まだ眠っている」と、現在も集中治療室(ICU)に入り意識は戻っていない。ケガの個所、詳しい診断結果などはまだ明かされなかった。

 同親方は病院で付き添うおかみさんで元歌手の高田みづえ夫人(57)からメッセージを預かり、伝えた。

 「ファンの方や後援会の方から手紙、電話をいただいて、感謝します。本人も頑張っています。末永く応援していただきたい」。

 九州場所(11月12日初日、福岡国際センター)の番付発表は30日で、同部屋の力士は29日までに九州に乗り込む。「力士を土俵に上げないといけない。九州で頑張らないと。こういう時こそ一致団結して頑張らないといけない」と、湊川親方は力を込めた。

 二所ノ関親方は19日に日課のサウナから部屋に戻る途中、自転車で転倒して頭部を強く打ったとみられる。4時間半に及ぶ頭部の手術に成功。21日の会見で湊川親方は「小康状態が続いており、徐々に快方に向かっている。まだ薬で眠っている状態だが、医師の話では指先が少し動いたり、少しずつ反応が出ている」と状況を説明していた。

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