28日リレーで桐生VS多田 東洋大は全体1位で決勝進出 桐生は第3走者

 「陸上・日本選手権リレー・第1日」(27日、日産スタジアム)

 男子400メートルリレー予選が行われ、男子1組は9月に100メートルで日本人初の9秒台をマークし、今季最終戦となる桐生祥秀(21)が東洋大の第3走者を務め、39秒22の東洋大記録で1着となり、全体1位で決勝に進んだ。今夏のロンドン世界選手権銅メダリストメンバーの多田修平(21)は関学大のアンカーとして、3人抜きの活躍で2組2着の39秒88で全体の5位。東京五輪開幕まで1000日となる28日の決勝で、短距離の若きエース2人が激突する。

 第3走者で出場した桐生が貫禄の走りで後続との差を広げ、全体トップで決勝に進んだ。社会人となる来季以降も練習拠点は大学に置くが、東洋大生としては最後の大会。大会前に「優勝して終わりたい」と話していた桐生。28日、日本人初の9秒台をマークした記念すべきシーズンを有終の美で飾る。

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