フィギュア スケートカナダ 真凜ぼうぜん ジャンプミス相次ぎ10位

女子SPで演技する本田真凜=レジャイナ(共同)
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 「フィギュアスケート・GPシリーズ第2戦・スケートカナダ」(27日、レジャイナ)

 女子SPが行われ、GPシリーズデビュー戦を迎えた本田真凜(16)=大阪・関大高=はジャンプにミスが相次ぎ、52・60点で10位だった。首位は76・06点をマークしたオズモンド(カナダ)。本郷理華(邦和スポーツランド)は61・60点で6位につけた。

 にっこりキュートな笑顔がトレードマークの真凜だが、演技後の彼女に笑顔は皆無だった。

 演技冒頭、3回転ルッツ-3回転トーループの連続ジャンプに挑んだ真凜だが、2つめのトーループで回転不足があった上に転倒。演技後半の3回転ループは美しく決めたが、終盤のダブルアクセル(2回転半ジャンプ)は1回転半に終わった。SPにはダブルまたはトリプルのアクセルジャンプを入れるという規定がから基礎点が0点となるなど、得点が伸びず。演技を終えると、つぶらな瞳に生気はなく、困惑気味に何度も首を振った。唇を真一文字に結んだ厳しい表情で得点を見つめた。

 この大会から真凜はSPを「運命の曲」と話したピアノ曲「ザ・ギビング」に変更。勝負ナンバーで臨んでいた。

 GPシリーズ全6戦の上位6人が進出するGPファイナル(12月、名古屋)出場の可能性をつなぐには、ここで最低でも4位はほしいところ。厳しい結果となったが、まずはフリーで意地を見せ、1つでも順位を巻き返す。

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