浅田真央さん、伝説のソチ五輪 アクセル決まって「救われたぁ~」
フィギュアスケートの元世界女王で、今年4月に現役を引退した浅田真央さん(27)が29日、都内で自身のスケート人生の軌跡を収録した「Smile Forever~美しき氷上の妖精」のブルーレイ&DVD発売記念イベントを行い、500人のファンの前で競技生活を振り返った。
実際に演技を見ながらのコメンタリーパートでは、“伝説の4分間”と呼ばれるソチ五輪のフリー「ピアノ協奏曲第2番」を解説した。SPで16位と出遅れ「ああいう結果になって、1番心が折れた瞬間でした」と気持ちが沈み込んでいた。それでも、なんとか気持ちを立て直し臨んだフリー。演技直前に1人の男性ファンが『真央ならできる!』と声援を送ってくれたことが「本当にうれしかった」と、勇気が湧いたという。
冒頭のトリプルアクセルが決まった瞬間は「救われたぁ~って思った。あとはいくしかない。普通にやれば、全部できると思った」と、吹っ切れたことを明かした。
この演技はもう4年前の出来事。「懐かしいってなっちゃいますね」と振り返った真央さんは「大変だったけど、最高の演技ができた。これが五輪なんだって思った。私の中では1番思い出に残っている演技です」と、笑った。