葛西8度目五輪へ「熱く」 不屈の闘志で世界の頂を目指す
平昌五輪シーズン開幕を前に、スキー、スノーボード競技の有力選手が10月31日、都内で会見し、意気込みを語った。代表決定なら、夏・冬通じて世界最多タイ、日本人単独最多8度目の五輪となるノルディックスキー・ジャンプ男子の“レジェンド”葛西紀明(45)=土屋ホーム=は、「回数を重ねるごとに重圧や、不安が大きくなるが、熱い気持ちで五輪切符を勝ち取りたい」と、衰え知らずの挑戦心を口にした。
これまでの五輪最多出場記録は、馬術のレイモンド・ディンツェオ(イタリア)の持つ8回。日本人としても現在、夏冬通じて7度出場の橋本聖子(スピードスケート、自転車)と並んでおり、単独最多を目指す。
この日、参加選手の中で最年少だったスノーボードの戸塚優斗とは、なんと30歳差。「みんな五輪の舞台を目指している選手なので、熱い気持ちを感じた。刺激し合って、僕も負けないように表彰台に乗れたら」。不屈の闘志で世界の頂を目指す、45歳の戦いが始まる。