今井胡桃 世界各地を転戦する“JKボーダー” スノボアジア大会銅メダル
昨夏のリオ五輪では卓球の伊藤美誠(17)や、競泳の池江璃花子(17)ら女子高生陣が躍進したが、あと100日とせまった平昌五輪では、それ以上の“JKフィーバー”の予感が漂っている。
雪上にも、平昌五輪でメダル獲得を狙う“舞姫”がいる。スノーボード女子ハーフパイプ(HP)の今井胡桃(くるみ、18)=バートン=は、長野・佐久長聖高に在学しつつ、世界を転戦する“JKボーダー”。今年2月のアジア大会で銅メダルを獲得するなど確かな実力の持ち主だ。
5歳で競技を始め、中学1年生でプロライセンスを取得した。雪を求めて、夏はニュージーランドなど世界各地を転戦する日々。「タイミングが合わないと、文化祭や修学旅行にもいけないので、少し寂しい」と高校生活を満喫というわけにはいかないが、「学校でも“夢に向かって頑張れ”と背中を押してくれる。頑張らないと」と、今はとにかく夢舞台を見据えている。
ソチ五輪では男子の平野歩夢、平岡卓がメダルを獲得したスノーボードHP。伸び盛りの18歳は「日本ではまだスノーボードがあまり知られてない。どんどん目立っていきたい」と、“冬のヒロイン”に名乗りを上げた。