卓球男子で中学２年の張本智和（１４）＝エリートアカデミー＝が１日、海外遠征への出発前に成田空港で取材に応じ、現在の体脂肪率が８・３％であることを明かした。

　精悍さを増した天才卓球少年の肉体は進化していた。身長は以前と変わらず１７２センチのままだが、卓球の練習以外に継続しているトレーニングの効果で筋肉が増え、体重はここ１カ月で１キロ増の６３キロ。さらに、「２、３カ月前までは１０％あった」と言う体脂肪率も、最近ついに１ケタ台に突入した。

　本人は「なぜ（ここまで数値がよくなった）かはわからない」と首をひねるが、他競技ではサッカー日本代表のハリルホジッチ監督が代表選手に合格ラインとして設定している「１２％」を下回る驚異的な数値だ。

　今回の遠征は、ユース五輪アジア予選（３日開幕、インド）に出場した後、欧州でワールドツアー２大会を転戦し、連覇が懸かる世界ジュニア選手権（２６日開幕、イタリア）と約１カ月の長丁場となる。世界からマークされる存在になるが、「しっかり自分らしいプレーをしたい」と気合を入れた。