稀勢の里が熊本・奥之院で土俵入り 6年ぶり訪問を横綱で「非常にうれしい」

 土俵入りを行った稀勢の里(左から2人目)
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 「大相撲九州場所」(12日初日、福岡国際センター)

 横綱稀勢の里(31)=田子ノ浦=が3日、熊本県玉名市の蓮華院誕生寺奥之院で土俵入りを行った。同地は11年、関脇時代に横綱白鵬(宮城野)の介添え役を務めて以来、6年ぶり6度目。横綱として戻ってきたことに「非常にうれしい」と感慨に浸った。

 19年ぶりに誕生した日本出身横綱に同寺から、土俵入りの太刀も貸し出された。熊本県の高名な刀匠、松永源六郎清継(げんろうくろう・きよつぐ)師が約200年前の由緒ある拵(こしらえ)=刀装とも呼び日本刀の刀身を入れる鞘など外装=に合わせ、鍛え上げた一振り。九州場所でも使用される予定で「しっかりやるだけ」と横綱も気持ちが引き締まった様子だった。

 土俵入り後は同寺の土俵で子供相手の相撲に胸を出し、大いに観客を沸かせた。「いい稽古になりましたよ。いい思い出になってもらえれば」と話した。

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