“真凜スマイル”復活「自信を取り戻せた」ピカチュウ人形も祝福?
「フィギュアスケート・中国杯」(3日、北京)
女子ショートプログラム(SP)が行われ、16年世界ジュニア女王の本田真凜(16)=関大高=は、66・90点をマークし、首位と3・75点差の6位発進となった。前戦のスケートカナダでは、ジャンプやスピンでミスを連発し、52・60点でSP10位と出遅れたが一転して、上々の演技を披露し、満面の笑みを浮かべた。
冒頭の連続3回転ジャンプはスケートカナダのルッツ-トーループから、やや難度を下げ、昨季まで使っていたフリップ-トーループに変更。トーループで回転不足の判定を受けたが、SP「ザ・ギビング」のしっとりとした旋律にのり、残りのジャンプはすべて成功。華麗な滑りで観客を魅了した。
演技後はリンクに投げ込まれたピカチュウのぬいぐるみを手に、笑顔を見せた真凜。「不安だったけど、1つ1つ丁寧に滑れた」という言葉通り、課題としていたスピンやステップは最高評価のレベル4を獲得した。「直すところはたくさんあるけど、SPの自信を取り戻せた」。満開の“真凜スマイル”が戻ってきた。
首位は70・65点のデールマン(カナダ)。樋口新葉(東京・日本橋女学館高)が70・53点の2位、三原舞依(シスメックス)が66・90点で7位発進した。