樋口新葉、首位と0・12点差2位 日本人トップも「油断できない」
「フィギュアスケート・中国杯」(3日、北京)
女子ショートプログラム(SP)が行われ、ロシア杯3位の樋口新葉(16)=東京・日本橋女学館高=が70・53点の2位発進した。首位とはわずか0・12点差。出場した日本選手3人の中でもトップに立った。
冒頭のダブルアクセル(2回転半ジャンプ)を力強く成功。スピンとステップで取りこぼしがあったものの、大きなミスなくSP「ジプシーダンス」を演じ切り、現地ファンを沸かせた。
最低目標としていた70点の大台に乗せ「越えられたのはすごくうれしい」と笑顔。堂々の日本人トップで首位とも僅差だが「明日(フリー)もあるので油断はできない」と安心感はない様子だ。「自分は絶対ファイナルに行きたい。全力を出し切る気持ちで行きたい」と自身を律した。
首位は70・65点のデールマン(カナダ)。本田真凜(大阪・関大高)が66・90点で6位、三原舞依(シスメックス)が同点ながら技術点が下回ったため7位発進だった。