本田望結 姉・真凜と一心同体「気になって…怒られた」
「フィギュアスケート・西日本選手権」(3日、アクシオン福岡)
男子とジュニア男女のショートプログラム(SP)が行われた。ジュニア女子は紀平梨花(15)=関大KFSC=がSP首位に立ち、今季からジュニアに昇格した本田望結(13)=関大中=は50・93点で11位でスタートした。
赤と黒の衣装でフラメンコギターに乗った情熱的な舞で観客を沸かせた。ジャンプの着氷にやや乱れが出たため「全部詰まった感じになった」と反省した一方で、近畿選手権に続く50点超えでのフリー進出に「失敗しても50点を出せるようにと思っていたのでよかった」と自信もつけた。
中国杯に出場中の姉の真凜の演技時間は、自身の滑走直前だった。「自分のアップよりお姉ちゃんが気になって携帯ばかり見ていた。自分のことに集中しなさいと(コーチに)怒られた」と苦笑い。試合直前まで姉とはSNSでやりとりしていたと言い、66・90点でSP6位につけた真凜の結果に「ジャンプ構成は変えていたけど、すごくよかった」と自分のことのように喜んだ。
フリーは4日。目標の全日本ジュニア選手権(11月・前橋)初出場を目指し「しっかり頑張りたい」と意気込みは十分だ。同じくフリーに挑む姉と一心同体で勝負をかける。