GPファイナルへの道 樋口は2位以上で有力、真凜は優勝で他力、三原は好発進がカギ

 女子SPの得点を確認し、笑顔の本田真凜(共同)
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 「フィギュアスケート・中国杯」(3日、北京)

 女子ショートプログラム(SP)が行われ、樋口新葉(16)=日本橋女学館高=が70・53点で堂々の2位発進を決めた。16年世界ジュニア女王の本田真凜(16)=関大高=、17年四大陸選手権女王の三原舞依(18)=シスメックス=はともに66・90点で6、7位につけた。首位はデールマン(カナダ)が70・65点で立ったが、1~7位まで3・75点差の大混戦となった。

 日本女子3人娘にとって、フリーは正念場の戦いとなる。2枠しかない平昌五輪代表争いの中で、GPシリーズ2戦のポイント上位6人が進出する12月のGPファイナル(名古屋)出場は選考上、大きく優位に立てる。GPシリーズでは順位に応じてポイントが与えられ(1位15点、2位13点、3位11点、4位9点、5位7点、6位5点、7位4点、8位3点)、2戦の合計ポイントの上位6選手がファイナルに進出する。近年の進出ラインはほとんどが24点。2014-15シーズンのみ、負傷者が出たため22点だった本郷理華が繰り上がった。

 ロシア杯3位で11点を持つ樋口は、2位(13点)以上でファイナル進出が有力に。「自分は絶対ファイナルにいきたい」と話すように、何としても現在の位置をキープしたい。スケートカナダで5位(7点)に終わり苦しい状況の本田は、優勝が絶対条件。その上で、残り3戦の結果待ちとなる。

 中国杯がGP初戦の三原は少しでもいい順位で、昨季の世界選手権銀メダリストのオズモンド(カナダ)、ロシアの新星ザギトワ(ロシア)ら難敵がいる2戦目のフランス杯に繋げたいところだ。

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