本田真凜 及第点も5位「勉強になった」 全日本選手権での巻き返し誓う
「フィギュアスケート・中国杯」(4日、北京)
女子はショートプログラムSP6位の本田真凜(16)=大阪・関大高=がフリー5位で5位。昨季世界ジュニア選手権女王のアリーナ・ザギトワ(ロシア)がSP4位からフリー1位で逆転し、GP初出場優勝を飾った。
演技を終えた真凜は小さく首をかしげた。序盤の連続ジャンプが2回転になったが、最後のダブルアクセル(2回転半)を3回転フリップに変更してミスをカバー。「点数的にはダメ。満足いく演技ではなかったけど、最低限のミスに抑えられたのはよかったのかな」と及第点を与えた。
スケートカナダのSPでは連続ジャンプでの失敗を引き金にミスの悪循環に陥ったが、そこは早速改善。「また一つ勉強になった」とうなずいた。
GPシリーズ2戦ともに5位に終わり、ファイナル進出の可能性が消えた。平昌五輪代表最終選考会となる全日本選手権に向け「今の自分の演技は5くらい。あと半分上げられるように頑張りたい」と決意を新たにした真凜。とはいえ全日本選手権まではもう50日を切っている。練習嫌いの真凜が、ここから本気になれるか。