3位完敗の青学大・原監督「全責任私にある」
「陸上・全日本大学駅伝」(5日、熱田神宮~伊勢神宮=8区間)
前年度3冠の青学大は、優勝した神奈川大と2分33秒差の5時間15分22秒で3位に終わった。2位だった10月の出雲駅伝に続いて優勝を逃した。
1区の中村祐紀(4年)が先頭と1分22秒差の10位と大きく出遅れたのが最後まで響いた。2区の田村和希(4年)が区間賞と猛追したものの、5区で故障明けの下田裕太(4年)も本調子とは程遠く、トップを追い上げられなかった。
完敗した原晋監督は「今は混戦で、東海さんも神奈川さんも強い。ミスをしていては勝てない」と厳しい表情。「1区と下田がブレーキになってしまった。やっぱり4年生がしっかり走らないと勝てない」と敗因を挙げつつ、「(選手を)使ったのは私ですから。全責任は私にある」と話した。
来年正月の箱根駅伝に向けては、「3連覇しているノウハウはあるので粛々、淡々とやるだけ」と指揮官。「残り2カ月はチーム一丸となって『一体感』をテーマに戦いたい」と雪辱を期していた。