平昌五輪、開閉会式場コンサートで低体温症が続出 現地メディア「赤信号」
来年2月に韓国で行われる平昌五輪の開閉会式場となる平昌オリンピックプラザで4日に行われたコンサートにおいて、5人が低体温症を発症し、病院に搬送されていたことが分かった。
韓国メディアの「ニューシス」などによると、イベントは韓流のアイドルやアーティストが揃った「ドリームコンサート」で同会場では初めてとなる大規模イベントで、コンサート開催時の気温は2度程度。10代の観客4人と50代の観客1人が低体温症の症状を訴え、病院に運ばれたという。
同会場は五輪後の撤去を前提に建設されており、予算削減のために屋根はなく、外からの風が吹き込む構造。数万人のファンが寒さに耐えながら、4時間の公演を観覧した。
来年2月の五輪本番時の平均気温は約マイナス5度で、さらなる過酷な状況が想定される。開会式の時間は夜8時。一部の現地メディアが「五輪開催に赤信号」と報じたように、あと約3カ月に迫った祭典に大きな課題が浮かび上がった。