医学部目指す柔道女子・朝比奈、東海大“卒部”で「勉強に充てられる」
柔道の世界選手権女子78キロ超級銀メダルの朝比奈沙羅(21)=東海大=が7日、世界無差別選手権(11~12日、モロッコ)への出発前に羽田空港で取材に応じ、「世界選手権後初の試合なので(準優勝に終わった)無念を晴らしたい」と優勝を誓った。
9月末をもって東海大柔道部を退部したが、「退部というより卒部です。環境も変わらないし、今まで通り大学で練習している」と説明。かねてから2020年東京五輪後に医学部に入学することを目指しており、「朝のトレーニングに参加しなくていい分、空いた時間を勉強に充てられる」とメリットを挙げた。
“卒部”を機に「学生生活を楽しもう」と、女子大生らしく初めて髪も染めた。ただ、自由と引き替えに責任も伴うだけに「(強制がなくなり)甘えようと思えば甘えられる分、これからは結果を求められる。そういう覚悟を持って、今回も結果にこだわりたい」と“初陣”に向けて気合を入れた。