メドベージェワ転倒も優勝 女王の誇り…足にテーピングも「乗り越えないといけない」
「フィギュアスケート・NHK杯」(11日、大阪市中央体育館)
女子フリーが行われ、日本選手ではSP6位の宮原知子(19)=関大=が5位(フリー126・75点、合計191・80点)で最高だった。優勝は世界選手権連覇の女王エフゲニア・メドベージェワ(ロシア)で冒頭のジャンプで転倒したものの合計224・39点にまとめた。足にはテーピングも見えたが、「足のせいではない」と前を向いた。
冒頭、3回転フリップからの連続ジャンプで転倒する珍しいミスがあった。続く3回転ルッツもきれいには決まらなかった。「失敗があったので残念な気持ちはある」と女王の誇りをのぞかせた。足のテーピングを指摘されても「この体調でも乗り越えないといけない。問題とは思っていない。足のせいではない。十分に体調は整っている」と言い切った。
ただ、ミスがあったとはいえ、後半に立て直した。単独予定の3回転フリップに3回転トーループを続けリカバリー。3回転ループ、2回転アクセルからの3連続ジャンプを降り、3回転サルコー-3回転トーループ、単独の2回転アクセルも着氷した。