故・斉藤仁さん次男斉藤立、ホロ苦デビュー「デカい大会でビビってしまった」
「柔道・講道館杯」(12日、千葉ポートアリーナ)
男子100キロ超級で、15年に亡くなった故・斉藤仁さんの次男、斉藤立(たつる、15)=国士舘高=は、初の講道館杯でホロ苦デビューとなった。
初戦の2回戦は中元岳(山梨学院大)と対戦し、体落としで一本勝ちしたものの、3回戦は社会人の上田轄麻(新日鉄住金)の組み手に苦しみ、掛け急いだところを崩されて押さえ込みで完敗。“大人の戦い”にほんろうされ、「しっかり落ち着いて組んでいればよかったが、焦ってしまった。初めての(シニアの)デカい大会でビビってしまい、気持ちの部分でダメだった」と肩を落とした。
189センチ、156キロという恵まれた体と、父に教えてもらった体落としなどを武器に、大きなスケールを感じさせる15歳。「東京五輪や世界選手権で優勝するために、もっといろんな大会で優勝できるように努力したい」と成長を誓った。