高橋大輔氏 NHK杯欠場した羽生結弦にエール…恐怖心がなくなるまで休養を
フィギュアスケートのバンクーバー五輪男子銅メダリスト・高橋大輔氏(31)が12日、都内で行われたフジテレビ系「平昌五輪中継」(来年2月9日開幕)発表会見に出席。右足首の靱帯損傷でNHK杯を欠場したソチ五輪金メダリストの羽生結弦(22)=ANA=にエールを送った。
ケガした時の映像をみて、「だいぶ、痛いこけ方をしたので、重くなければいいなと思っている」と心配を寄せる。ただ、「まだ時間があるし(五輪は)確実だと思うので、焦らずゆっくり。恐怖心がなくなるまで休養して頑張ってもらえたら。日本に連覇を持って帰って」と助言とエールを後輩に送った。
膝のケガと向き合ってきた柔道五輪3連覇の野村忠宏氏(42)は、「膝をやらなくてよかった。激しい転倒だった。心配ですが、今までのチャレンジをみてきたら、勝負師なんですよね。血を出しながら闘っていた。積み上げてきた実力、自力がある。ケガを治して、クリアすれば金メダル獲れる。そこを願っています」と羽生の闘志に信頼を寄せた。フリーアナウンサーの加藤綾子(32)は羽生の練習拠点であるカナダ・トロントで取材したことがあり、「(ケガには)ビックリしたんですが、やってくれると信じています」とエールを送っていた。
この日、「10日間は絶対安静」とコメントした羽生は、代表選考会である全日本選手権(12月20日~24日、東京)での復帰を目指す。仮に欠場した場合でも、過去の実績などから五輪選出は有力とみられている。