日馬富士、貴ノ岩暴行を認め謝罪「深くお詫び申し上げます」
一部報道で暴行疑惑を報じられた大相撲の横綱日馬富士(33)=伊勢ケ浜=が14日、幕内貴ノ岩(27)=貴乃花=への暴行を認めた。この日、朝稽古を終え「このような貴ノ岩のケガについては貴乃花親方、貴乃花部屋、貴乃花部屋後援会の関係者の皆様、相撲協会、うちの部屋の親方に大変迷惑をかけたことを深くお詫び申し上げます」と頭を下げて謝罪した。
師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)は「協会に行く」と話し、九州場所会場の福岡国際センターに向かった。詳細に関し、日馬富士は「これ以上のことは親方が帰ってきてから」とした。また報道されている内容について、間違っていることはないかとの質問には「まだ読んでないです」と答えたが、終始神妙な表情だった。
九州場所を初日から休場している貴ノ岩は前日、「脳振とう、左前頭部裂傷、右外耳道炎、右中頭蓋底骨折、髄液漏の疑いで全治2週間」の診断書を提出した。
関係者によれば、暴行は秋巡業中の鳥取でモンゴル出身力士が集まった宴席で行われた。酒に酔った日馬富士が貴ノ岩の態度に激怒し、ビール瓶で何度も殴打して、重傷を負わせたという。
またこの日、日馬富士が休場することが分かった。