貴ノ岩 被害後に表敬訪問? 春日野親方「究明する。診断書にはすごいこと書いてある」

田川市役所を訪問した(左から)貴ノ岩、貴景勝、貴乃花親方=11月2日
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 大相撲の横綱日馬富士が、幕内貴ノ岩への暴行を認めた問題で、日本相撲協会の春日野広報部長(元関脇栃乃和歌)が14日、貴ノ岩側がすでに鳥取県警に被害届を提出していることを明らかにした。

 春日野広報部長が、貴ノ岩の貴乃花親方から聞き取った情報として説明した。

 一方で報道陣から、貴ノ岩が暴行を受けたとしている10月26日以降に、貴乃花親方とともに福岡県田川市長を表敬訪問したとされることなどを問われると、春日野広報部長は「でも、かなりの重傷だそうだ。だけれども、市長を訪問したりとか…。そこら辺も私としてはわからない」としたうえで「すべてにおいて、危機管理委員会で究明していく。本人が出られないって言うんだからしょうがない。診断書にもすごいことが書いてある」と述べた。

 九州場所を初日から休場している貴ノ岩は前日、「脳振とう、左前頭部裂傷、右外耳道炎、右中頭蓋底骨折、髄液漏の疑いで全治2週間」の診断書を提出した。

 関係者によれば、暴行は秋巡業中の鳥取でモンゴル出身力士が集まった宴席で行われた。酒に酔った日馬富士が貴ノ岩の態度に激怒し、ビール瓶で何度も殴打して、重傷を負わせたという。

 日馬富士はこの日、朝稽古を終えて取材に応じ「このような貴ノ岩のケガについては貴乃花親方、貴乃花部屋、貴乃花部屋後援会の関係者の皆様、相撲協会、うちの部屋の親方に大変迷惑をかけたことを深くお詫び申し上げます」と頭を下げて謝罪した。

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