柔道・山下会長がルール改定説明会 延長戦で指導差の勝敗決定はなし
全日本柔道連盟の山下泰裕会長(60)が17日、東京都内で来年1月から適用される国際柔道連盟(IJF)によるルール改定の説明会を開いた。
今回のルール改定で技あり2つによる「合わせ技一本」が復活。延長戦では指導差で勝敗が決することはなくなり、スコア(一本勝ち、技ありによる優勢勝ち)もしくは反則負けで決することになった。
IJFで特に議論になったのは延長戦での勝敗決定方法。山下会長は「反則負けかスコア勝ちになるまで延々と続くこともあり得る。試合時間が極端に長くなり、混乱を生じかねない」と懸念を表明。今後重大な欠陥や問題点が発覚した場合は、来年9月の世界選手権後に見直される可能性もあるという。また両者反則負けになった場合は、両者共に失格になると明文化された。