紀平梨花「今季中に200点を」トリプルアクセル転倒も全中選考会で1位

 演技する紀平梨花
2枚

 「フィギュアスケート・全兵庫選手権」(19日、ポートアイランドスポーツセンター)

 男女フリー、ジュニア男女フリーなどが行われた。ジュニア女子でオープン参加したショートプログラム(SP)首位の紀平梨花(15)=関大KFSC=はフリー118・69点、合計182・75点で同大会を兼ねた全中選考会で1位となった。全兵庫選手権の優勝は157・95点の岩野桃亜(芦屋学園)。

 西日本選手権のフリーで初めて2本のトリプルアクセル(3回転半)を成功させた紀平だが、この日は朝の練習なしのぶっつけ本番。「氷に慣れていなかった」と冒頭のトリプルアクセルで転倒し、後半の3連続ジャンプでも転倒した。一方で、スピンとステップのすべての項目でレベル4をとり、また「表情豊かにできたかな」と自己評価したとおりの高い表現力も見せた。

 今月24日には全日本ジュニア選手権(前橋)が開幕。来月のジュニアGPファイナル(名古屋)への進出も決めている。国際スケート連盟公認ではないが、西日本選手権で195・20点をマークしたことで「高得点を出せてまだ伸びるところがあると思う。200点を今季中に出せればいいな」と青写真。年齢制限で平昌五輪には出場できないが「自分には関係ないけど、五輪に今年出なきゃという気持ち」と高い集中力で試合に臨んでいる。

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