休場の稀勢の里、腰部挫傷と左足前距腓靱帯損傷 1カ月の安静加療と診断

 「大相撲九州場所・10日目」(21日、福岡国際センター)

 横綱稀勢の里(31)=田子ノ浦=は21日、日本相撲協会に「腰部挫傷、左足前距腓靱帯損傷で約1カ月の安静加療を要す」との診断書を提出し、10日目から休場した。休場は4場所連続5度目。10日目の千代の国戦は不戦負けとなる。

 左上腕部などの負傷で先場所は初めて全休し治療とリハビリに専念した。再起を期した今場所だったが、前日9日目に宝富士に逆転の下手投げで屈し、3連敗で4勝5敗と黒星先行。01年秋場所の武蔵丸以来、16年ぶり2人目の1場所5個の金星配給(優勝制度が制定された1909年夏場所以降)の不名誉記録となってしまった。

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