白鵬ヒヤリ!土俵上で2回転もV40へ1敗死守 苦笑いで「何が起こるか分からない」

 「大相撲九州場所・13日目」(24日、福岡国際センター)

 横綱白鵬(32)=宮城野=が平幕の宝富士(30)=伊勢ケ浜=を逆転のはたき込みで破り、単独首位の1敗を死守した。

 立ち合いで左で張って右でかち上げる得意の形で前に出た白鵬。土俵際で宝富士に右に回られて背中を向けてしまうが、何とか踏みとどまり体を反転させて右四つに持ち込む。だがピンチは続き、相手の出し投げで再び背中を向けてしまうが、またも踏ん張って素早く前を向き、タイミングよくはたき込んだ。冷や汗ものの勝利に、さすがの大横綱も土俵上で思わず苦笑いした。

 支度部屋では「立ち合いで決まったと思った。土俵際は何が起こるか分からない。いるはずの人がいないんだから」と胸をなで下ろした白鵬。「(背を向けた)1回目は反応よく回った。2回目は出し投げが来ると思って、余裕を持って残せた」と冷静を強調したものの、大きな白星かと問われると「それは間違いない」と認めた。

 この日は平幕の北勝富士と隠岐の海(ともに八角)がそろって白星を挙げ、2人が2敗で追いかける展開は変わらず。白鵬は40度目の優勝へ「まだ2日ありますから」と気持を引き締めた。

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