フィギュア紀平梨花 全日本ジュニア6位発進 ジャンプにミス「悔しい」
「フィギュアスケート・全日本ジュニア選手権」(25日、ALSOKぐんまアイスアリーナ)
女子ショートプログラム(SP)が行われ、ジュニアグランプリ(GP)ファイナル進出を決めている紀平梨花(15)=関大KFSC=は57・89点で、6位発進だった。
演技後半の3回転フリップの着氷が乱れ、連続ジャンプを入れられなかったのが痛かった。「緊張があった。悔しいです」と紀平。午前中の公式練習の曲かけでは同ジャンプで転倒した影響もあり、いつもと違う緊張感に惑わされたという。
それでもスピンやステップでは全て最高評価のレベル4を獲得。残るジャンプは加点のつく出来栄えで成功するなど、存在感は発揮した。
フリーでは「集中することに意識を持っていったけど、緊張が出てしまった。楽しむことに意識を持っていきたい」。西日本選手権では2度跳んだトリプルアクセル(3回転半)は、1度にする予定だったが「(26日の)朝の練習の調子で決めたい」と話した。