菊池萌水が総合首位 平昌代表争いへ ソチ代表の女王が復活のノロシ!
「スピードスケート・ショートトラック、全日本選抜選手権・第1日」(25日、ポートアイランドスポーツセンター)
男女各2種目が行われ、女子はソチ五輪代表で今年1月の全日本選手権を制した菊池萌水(25)=稲門ク=が1500メートル、500メートルを制して総合首位に立った。平昌五輪代表を選考する3大会中9月の2大会で低迷した女王が復活のノロシを上げた。
「トップなのはよかったけど、技術面でまだ課題がいっぱいある」
今年はレベルアップを目指して5月から8月まで強豪の韓国に留学したが、裏目に出た。9月の距離別選手権、ワールドカップ(W杯)選考会では最高3位と沈み、W杯代表の座も逃した。早大時代から指導する柏原幹史コーチは「あのころは手がつけられない状態だった」。だが、その後は同コーチのもとで修正。今回の大会はW杯代表の6人が不在だけに、初日で2冠といっても素直には喜べないが、同コーチは「状態は上がっている」とキッパリだ。
「全日本でトップを取らないと道はない」と菊池萌。最後の選考レースとなる全日本選手権(名古屋)は12月16日に開幕する。現状の五輪代表ランクは7番目。五輪代表の5人になるには4番目までに入るか、5人目の強化部推薦枠を勝ち取るか。いずれにしても勝ち続けるしかない。