元旭鷲山さびしい帰国 報道陣はテレビカメラ3台と新聞社は1紙のみ
元小結旭鷲山のダバー・バトバヤル氏が26日に福岡空港から韓国経由の航空機でモンゴルへと帰国した。
25日に福岡へ来たときは、空港に約50人の報道陣が押しかけたが、この日はテレビカメラ3台と新聞社は1紙のみ。寂しい帰国となった。
貴ノ岩と電話で話した内容について、貴乃花親方(元横綱)に「話したのは本当だが、貴ノ岩の話は不正確だ」と言われた。
バトバヤル氏は「一部事実と異なる点があることには、ぼくもそうだろうと思った。何でかというと、モンゴル語でフェイスブックに書いたけど日本のテレビ局が翻訳してる。各テレビで内容が違うのでしょうがないと思った。モンゴル語で話していても内容がおかしなところ、聞き取れないところ、意味が分からない部分も多くあって…」と認めたが、会話をしたことは「事実なので」とした。
また、貴乃花親方が「2人を合わせることはない」と話したことについて、アポなしだったのかと問われると「そう」。
この日も福岡県田川市の貴乃花部屋へ顔は出さず、「電話で話すことができたので、あとはモンゴルへ帰る」。事態を混乱に陥れたモンゴル出身力士のパイオニアは、そう言い残し機内へと乗り込んでいった。