稀勢の里、鶴竜にも横審から厳しい声 来場所も再起出来なければ進退問題
日本相撲協会の諮問機関である横綱審議委員会(横審)が27日、東京・両国国技館で定例の会合を開き、ともに4場所連続休場の横綱稀勢の里(31)=田子ノ浦、鶴竜(32)=井筒=に対し厳しい声が出た。
北村委員長は「鶴竜は1年のうち1場所しかきちっと務めていない。稀勢の里も不本意な場所が続いているわけで、このままこの状態が続いていくと、横綱として地位を保全できるかどうかという部分にならざるをえない」と来場所も再起できないなら進退問題となることを示唆した。
現段階では引退勧告までは出なかった。「しっかり体を治して次の場所以降に備えてほしい。激励をするというか、そういう発言が多かったです。もうやめろという風にはなっておりません。中には中途半端な状態で出てくるべきでないと。休んでもいいから、きちんと治してから出て来てほしいという意見がありました」と話した。