飛躍の坂本花織、五輪代表争いへ自信の帰国「オリンピックのンぐらいまで見えた」

 フィギュアスケートのGPシリーズ・スケートアメリカで自己ベストを更新する演技で2位に入った坂本花織(17)=シスメックス=が28日、羽田空港に帰国した。

 SP、フリーとも自己ベストを更新する圧巻の内容で、目標にしていた200点を大きく上回る合計210・59点をマーク。女子は2枠しかない平昌五輪代表のイスを巡り、GPファイナル進出を決めた樋口新葉、スケートアメリカで復活優勝を決めた宮原知子や、三原舞依、本田真凜らがし烈な争いを繰り広げているが、代表入りへ名乗りを上げるだけの強烈なインパクトを残した。

 「今までの自分の中で1番いい演技ができた。この大会で表彰台に乗ったら、ちょっとは仲間入りができるかなと思ってた」と、トレードマークの笑顔が弾けた。これまでは「オリンピックのオの字ぐらいしか見えてない」と話していたが、「ンぐらいまでかな。3文字ぐらい」とはにかみながら、手応えを口にした。代表最終選考会となる12月の全日本選手権に向けて「自信を持っていける」と、拳を握った。

 ただ、休む暇もなく、30日からは高校の期末テストが待ち受ける。帰りの機内でもテスト勉強をしていたそうで「2日後からテストなんですよ。日本史と現文。自信は?ないです。もちろんないです」と、苦笑いだった。

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