4横綱時代また5場所で終焉 計5場所で4人そろったのはわずか11日間
大相撲の横綱日馬富士(33)=伊勢ケ浜=が29日、福岡県太宰府市の太宰府天満宮内の一室で引退会見に臨んだ。
日馬富士の引退により、「4横綱時代」もわずか5場所で終焉(しゅうえん)を迎えた。
今年の春場所、稀勢の里の横綱昇進で2000年3月以来、17年ぶりに4横綱がそろった。だが、白鵬が5日目に休場。4横綱態勢は早々に崩れた。
夏場所も鶴竜が5日目から休場。稀勢の里も後に休場した。名古屋場所では鶴竜と稀勢の里が途中休場、秋場所は鶴竜と稀勢の里に白鵬を加えた3横綱が全休。九州場所も鶴竜が全休、稀勢の里、日馬富士が途中休場となった。計5場所で4横綱がそろって土俵に立ったのは、わずか11日間だった。
4横綱態勢は今回を含めて過去16回あるが、そのうち12回が5場所以内で終了。またも「短命」で終わってしまった。