福岡国際 初マラソンの神野大地「マラソンといえば神野と、期待してもらえるランナーに」

 「陸上・福岡国際マラソン」(3日、平和台陸上競技場発着)

 公式会見が1日、福岡市内で行われ、箱根駅伝の山上り5区で活躍し、“3代目山の神”と呼ばれた神野大地(24)=コニカミノルタ=は、待望の初マラソンに挑む。「やるべきことはやってきた。目標タイムは2時間8分59秒。MGC(東京五輪選考会の権利)も確実に取りにいきたい」と、意気込んだ。

 マラソン挑戦への思いが芽生えたのは、青学大3年生の時。同大の原監督に勧められたが、「やるならきっちりやりたい」と、自ら社会人2年目での挑戦の計画を立てて、準備してきた。

 2週間前に右アキレス腱を痛めるなど、すべてが順調に進んだわけではないが「ワクワク50パーセント、ドキドキ50パーセント。やっとスタートラインに立てる。期待してもらってるので、そこに応えたい」と、スッキリとした表情で話した。

 大迫傑を筆頭に、同じく箱根駅伝を沸かせた選手たちで、東京五輪に向けてライバルとなりそうな選手たちも多く出場。「東京を目指す選手たちは全員がライバル。マラソンといえば、神野と期待してもらえるランナーになりたい」と、拳を握った。

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