張本勲氏、八角理事長に苦言「トップだから減俸とか示して」

 野球解説者の張本勲氏が3日、レギュラー出演しているTBS系「サンデーモーニング」のスポーツコーナーで、大相撲の元横綱日馬富士による暴行問題について言及した。協会側の対応についても触れ、八角理事長(元横綱北勝海)に対して「トップだから減俸とか示してもらいたい」と苦言をていした。

 一連の問題について、協会のトップとしての姿勢を示すことを期待した。「八角理事長にもしっかりしてもらいたい。あちこち行って謝るだけじゃないからね。トップだから減俸とか1回、示してもらいたい」と、何らかの処分を自らに科すべきとコメントした。

 元日馬富士が引退したことについては「残念な結果ですね。予想はされたけど。もうちょっと幅を持たせてもらいたかった。横綱であっても1場所休ませるとか、あるいは降格とか。それでも本人が辞めるといったら辞めさせても良かったですが」と私見を述べ、「どちらにしても一生を台無しにしますわね。暴行を加えるとね」と、寂しそうに語った。

 貴乃花親方(元横綱)に対しても、警察への届け出を止められる可能性はあったにしても、「それでもつっぱって、大変なけがをされたから告訴しますよというのなら筋を通して良かったんだけど。今でも貴乃花を応援していますよ」と、別に物事の進め方があったのではと提言。暴行の被害を受けた貴ノ岩については、「私ね、心配なのは、貴ノ岩も引退するんじゃないかと思って…。新しく出て来てもね」と今後、相撲を取れる状態になるかどうかを不安視した。

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