小平 まさかの転倒も五輪確実 最下位20位もノルマはクリア

 「スピードスケート・W杯・第3戦」(2日、カルガリー)

 日本女子のエース、小平奈緒(相沢病院)が1000メートルのカーブの出口で転倒し、2分5秒88で最下位の20位に終わった。うつぶせのまま、リンク外側の防護マットに激しく衝突。結城コーチは「ちょっと心配している」と顔を曇らせた。

 200メートルを通過し、二つ目のカーブに入り、内径の小さい内側のレーンから外側のストレートに向かうところだった。体の下に置いた左足が氷を捉えられず、体が一瞬、宙に浮いて転倒した。

 時間が経過してから体の張りやむち打ちの症状が出ることもある。本人は「大丈夫です」と笑顔も見せて引き揚げ、チームドクターも「大ごとではない」というのが救いだが…。

 1000メートルの出場レース数が3回となって日本連盟が定める五輪代表の選考基準を満たした。1000メートルでは既に第2戦までの連勝で「3位以内を2度以上」というノルマをクリア。27日からの代表選考会(長野市)出場も条件の一つだが、実質的に3度目の五輪代表入りが決まった。

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