V候補ザギトワら五輪出場禁止の動揺見せず GPファイナル公式練習で圧巻デモ
「フィギュアスケート・GPファイナル」(7日、日本ガイシホール)
午前の公式練習が行われ、国際オリンピック委員会(IOC)に18年平昌五輪の出場を禁止されたロシア勢で今大会の優勝候補のアリーナ・ザギトワ(15)と、マリア・ソツコワ(17)の2人が参加した。
ザギトワはフリーの曲を掛けた練習で、3連続3回転ジャンプを決めるなど、動揺を微塵も感じさせない圧巻のデモンストレーションを披露。ソツコワも力強い連続ジャンプを跳び、上々の仕上がりをアピールした。
練習後、報道陣の取材に応じたソツコワは「今はファイナルがあるので、何も考えられない。コメントできない」と、神妙な面持ちで話した。
国際オリンピック委員会(IOC)は5日に、スイス・ローザンヌで行った理事会で、国家ぐるみでのドーピングが指摘されるロシアの18年平昌五輪参加を禁止した。ロシア選手については厳格な審査を受けた個人資格での出場を認めるが、国旗、国歌の使用は認められない。