紀平梨花が3アクセル-3トーループ世界初成功 合計192・45点で4位
「フィギュアスケート・GPファイナル」(9日、日本ガイシホール)
ジュニア女子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)4位の紀平梨花(15)=関大KFSC=は、演技冒頭でトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)-3回転トーループの連続ジャンプをISU(国際スケート連盟)公認大会で世界初成功し、フリー125・63点で合計192・45点で4位となった。
演技冒頭で世界初の大技を決め「本当によかった」と紀平。GOE(出来栄え点)で1・86点の加点がつく完璧な出来だった。続く2本目のトリプルアクセルは1回転となり「ノーミスが目標だったので、残念なところはある」と振り返ったが「1番は3A3T(トリプルアクセル-3回転トーループ)が決まってうれしい」と笑顔で話した。
紀平は国内大会である全日本ジュニアでトリプルアクセル-3回転トーループ-2回転トーループの3連続ジャンプを成功させており、今回ISU公認大会での成功が期待されていた。年齢制限のため、18年平昌五輪の出場資格はないが、今後のさらなる活躍が期待されている。