白井、貫禄3連覇 大差で圧倒「誰もびっくりしない優勝」

 「体操・豊田国際競技会」(9日、豊田市総合体育館)

 種目別で争い、男子の床運動は世界選手権で床運動と跳馬の2冠に輝いた白井健三(21)=日体大=が15・800点で3連覇を達成した。女子の跳馬で村上茉愛(21)=日体大=は14・049点で3位となり、宮川紗江(セインツク)が14・249点で優勝した。あん馬は杉野正尭(鹿屋体大)が14・850点で制した。

 白井は王者の風格を漂わせた。「自分も含めて誰もびっくりしない優勝。やっぱりなという演技ができた」。2位以下を1点以上も引き離し、違いを見せつけての3連覇。世界選手権で圧勝した時の得点(15・633点)をさらに上回った。

 演技冒頭から、高難度の技のオンパレード。H難度のシライ3(後方伸身2回宙返り3回ひねり)、G難度のリ・ジョンソン(後方抱え込み2回宙返り3回ひねり)を難なく決める。最後はシライ/ニュエン(後方伸身宙返り4回ひねり)を着地し、悠々と客席に手を振った。

 今季のゆかは負けなし。「誰もボクに追いつこうとしていない」と自認するほど、レベルは世界でも頭一つ抜けている。残るは、自分との闘いだ。

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