箱根Vへ東海大、ワクワク大作戦?両角監督「遠足を迎える小学生のよう」
来年1月2、3日に行われる第94回箱根駅伝に出場する東海大が13日、神奈川県平塚市内で会見を行い、両角速監督(51)は「青学大さんを何とか倒そうと、今年度は『打倒青学』という目標を立ててやってきた」と3連覇中の王者を意識し、「最低でも3位以内で、優勝を目指したい」と意気込んだ。
今年は出雲駅伝で優勝し、続く全日本大学駅伝も2位と好調。ただ、東海大はトラックを重視し、スピード練習に重点を置いてきたため、全区間20キロを超える箱根路への適応力は未知数だ。
長距離への不安材料を抱えつつも、両角監督は「強化してきたスピードがどこまで箱根で通用するか、学生も遠足を迎える小学生のようにワクワクした気持ちだと思う」と朗らかな表情。3年前に青学大が掲げた「ワクワク大作戦」のお株を奪うかのような明るさで、「私も『早く来い来い箱根駅伝』じゃないが、そういう心境で今日を迎えた」と正月を待ちわびる心境を明かした。
主将の春日千速(4年)は「例年になく力がついてるし、個性的なチームになっている。スピード強化、ハーフ(マラソン)強化、それぞれ得意な分野を伸ばしてやってこれた。その個性を箱根駅伝で出し切り、チームで結集すれば面白い戦いになると思う。優勝を狙っている」と力を込めた。