羽生結弦、追加コメントを発表「練習再開は決まってない」全日本出場は厳しいか
日本スケート連盟は14日、前日に発表した11月のNHK杯の公式練習中に右足関節外側じん帯を損傷し、リハビリ中の羽生結弦(23)=ANA=のコメントについて、その後、本人サイドから追加があったことを発表した。
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「当初の診断では3~4週間ほどで元に戻るということでしたが、通常の捻挫よりも治りが長引くじん帯を損傷していることがわかりました。また、腱と骨にも炎症があるため、治るスピードは早くはありません。まだ氷上に乗ることはできていませんが、今後、氷上に立ち左足を中心に、ストロークやクロスなど単純に滑ることだけから始め、少しずつ負荷を上げ、右足でのターンなどをできるようにしていきたいと思ってます。いつから練習を再開できるかは、まだ決まっていません」。
日本連盟の小林芳子フィギュア強化部長は13日に都内で行われた理事会後に報道陣に対応し、「通常の捻挫よりも治りが長引くじん帯を損傷していることがわかりました。今後、氷上に立ち左足を中心に、ストロークやクロスなど単純に滑ることだけから始め、少しずつ負荷を上げ、右足でのターンなどをできるようにしていきたいと思ってます」と本人コメントを発表していたが、「腱と骨の炎症-」、「いつから練習を再開できるかは、まだ決まっていません」という部分が追加された。平昌五輪最終選考会となる全日本選手権出場(21日開幕・東京)は極めて厳しくなった。
羽生は11月9日のNHK杯の公式練習中に4回転ルッツを跳んだ際に転倒し、右足関節外側じん帯を損傷。「10日間の絶対安静と、その後(氷上にのり)、3~4週間で元に戻る」と、完全復帰まで4~5週間の見通しを示し、全日本出場に意欲を見せていたが、すでに1カ月が経過。当初の見通しより、回復が遅れていた。
現在は拠点のカナダ、トロントに戻り、治療とリハビリに専念している状況。全日本まで、あと約1週間。選考要項には負傷し、全日本に出場できなかった場合の“救済条項”もあり、羽生は出場しない場合でも、代表入りは確実。ただ、その場合、約4カ月実戦から離れ、“ぶっつけ”での五輪出場となる可能性が高い。
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