大相撲の白鵬（３２）＝宮城野、鶴竜（３２）＝井筒＝の２横綱、豪栄道（３１）＝境川、高安（２７）＝田子ノ浦＝の２大関らが１５日、沖縄県糸満市の平和祈念公園で沖縄戦没者慰霊のための献花と黙とうを行い、亡くなった人の名前を刻んだ石碑「平和の礎（いしじ）」を見学した。

　以前に平和祈念公園を訪れたことがある白鵬も真剣に説明に聞き入った。１６、１７日に沖縄県宜野湾市で行われる冬巡業に向け「あと２日間、精いっぱい務めたい」と神妙な表情で話した。

　戦時中も大相撲は行われ、戦後の復興の中で伝統をつないでいった。鶴竜は「（大相撲を）守ってくれた方々がいる。そういう人たちのことを思い、黙とうをしました」と話した。